【大群マジック-01】大群マジックとは?概要とルールと…

自分が所属するコミュニティはおおかたEDHが主であり、カジュアルみが強い。
また、レガシーデッキのプロキシを2つ持ってきて実質ボドゲしたり、
タワーマジック用の束を持ち込んでワイワイしたりしている。

俺も何かひとつカジュアルみのあるモノが持ちたいなぁと探していたところ、
大群マジックなるものが目にとまった。
検索してたら「実質TRPG」「Left 4 Dead on MTG」ええやん!と思ってね。
コミュニティじゃボドゲもやられる皆様なら気に入ってもらえるだろう。

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【出典】
上上下下左右左右BAシャッフル! - マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
http://mtg-jp.com/reading/translated/002246/

射場本正巳の「カジュアルマジックのススメ」 第3回:新しい遊び方を探そう!
http://mtg-jp.com/reading/variety/002622/

大群マジック - MTGWiki
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%A4%A7%E7%BE%A4%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF

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ここからは自分なりにまとめた、調整したルールを記す。
書きたいことたっぷりあるんだけどまずはざっと概要だけ。
ルール上の脚注は別記。所感は別記事にでも…
(脚注だらけになってしまった…)

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【大群マジック】

【プレイ人数】
1〜4人(多人数推奨)

【用意するもの】大群デッキ
プレイヤーデッキ(統率者戦を想定しているが、お好みで)
各種サプライ

【勝利条件】大群の場にクリ―チャーが存在せず、大群のライブラリにカードがない場合、プレイヤーは勝利する。
【敗北条件】
プレイヤーの共有ライフが0になる、プレイヤーの毒カウンター数が致死数に達する、等基本的な敗北条件を適用する。

【大群デッキの構築ルール】
最大250枚、クリ―チャー含む呪文64枚とトークン187体から構築される。
プレイ人数によって枚数は変動する。
大群のライブラリには、トークンでない同名カードは1枚ずつしか含まれない。
大群のライブラリに伝説のエルドラージは含まれない。
大群は統率者を持つ。*1
大群のライブラリに含まれるカードの色は統率者に依存しない。*2

【大群の行動ルール】
大群にプレイヤーはおらず、大群のカードはルールに則り自動でプレイされる。*3
大群はライフを持たず、ライフを得ない。
大群がライフを失う場合、同じ枚数をライブラリから墓地に置く。
大群がライフを得ることによって大群のライブラリが増えることはない。
大群が大群デッキから唱える呪文は手札から唱えられたものとして扱う。

大群の各クリーチャーは、速攻と「(名前)は可能なら毎ターン攻撃する。」と「(名前)は各戦闘で可能ならブロックする」を持つ。*4
大群の各クリーチャーは、すべてプレイヤーを攻撃する。

大群は手札を持たず、ドローせず、手札を捨てない。呪文や効果が大群にそうさせる場合、無視する。
大群のカードが何かしらの効果によって手札に加わる場合、代わりに時間カウンターを1つ置いて追放する。それは待機を持つ。*5
大群のライブラリは通常のライブラリと区別する。
大群のライブラリを削る効果や大群のカードをライブラリに戻す効果は無視する。*6
大群デッキは呪文を本来のコストで唱える目的、およびクリーチャーの維持や攻撃の制限を解除する目的においてマナの制限を受けない。*7
大群は蘇生を除き起動型効果を起動せず、キッカー等の追加コストを支払わず、Xを含む呪文はX=0で唱える。*8
大群は〜〜してもよい、は可能な限り実行する。これにより対象を選ぶ場合は対象選択ルール(下記)に則る。

大群の統率者は時間カウンターがX個置かれた状態でゲームを開始する。それは待機を持つ。Xは点数で見たマナコストである。
大群の統率者が場からいずれかの領域に移動する際、時間カウンターを2つ置いて追放する。それは待機を持つ。

大群がコントロールするダメージを与える呪文・効果は(適切である限り)全てプレイヤーを対象とする。
大群がコントロールするクリーチャー除去呪文はプレイヤーのコントロールする一番パワーの高いクリーチャーを対象とする。
大群がコントロールするアーティファクト及びエンチャントを対象に取る呪文・効果の対象は完全ランダム。
大群がコントロールする大群クリーチャーを対象にする呪文・効果は完全ランダム。
その他対象を取るものは不自然でない範囲でランダム。

【セッティング】
チームの進行は共有チーム・ターンで行う。
プレイヤーの共用ライフは20+(人数×20)、致死毒は10+(人数×10)
大群側の効果によってプレイヤーの土地は場を離れない。

大群デッキの枚数は50+(人数×50)、統率者含めこの枚数になるようにランダムに除外する。

【ゲーム進行】
プレイヤーの先行でスタート、プレイヤーには人数に応じた準備ターンが与えられる。
準備ターンは6-(プレイ人数)ターンとし、(準備ターン)→大群ターン→プレイヤー→…と進行する。
準備ターン中、プレイヤーは大群を攻撃できない。

【大群のターン進行】
アンタップステップ、アップキープステップは通常通り実施される。
ドローステップはスキップされる。
第一メインステップ開始時、大群デッキを上からトークンでない呪文が公開されるまで順番に公開する。
その後公開されたトークンを唱え、トークンでない呪文を唱える。*9
さらにフラッシュバックや墓所這いなど、墓地から唱えられる呪文がある場合、唱える。
戦闘ステップは通常通り実施される。
第二メインステップはスキップする。
エンドステップは通常通り実施される。

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ざっととは言いながら結構書いたな…
次の記事で調整歴と、デッキレシピ(出来たら)の予定。

*1:アレンジ、定期的に出てくる何かしらは脅威たりうる

*2:統率者準拠しすぎると弱かったためアレンジ

*3:プレイする人が存在しないだけで、プレイヤーを対象に取る呪文や効果は適切であるかぎり大群を対象に取ることができる

*4:基本的にすべて速攻で殴るのだが、死亡時に生成されたトークンなどはブロック強制によりブロックする

*5:各所のルールでは追放領域に置き、大群の呪文プレイ後にプレイするとあるが、わかりやすさ重視でアレンジ

*6:具体例:精神の葬送で削れず、時のらせんで元に戻らない

*7:具体例:マナ漏出で打ち消せず、磁石のゴーレムの追加コストは支払われ、プロパガンダで攻撃が止まらない

*8:ゾンビ戻したくて、つい

*9:トークンは一斉に唱えられる。トークンの点数で見たマナコストは(0)である。打ち消すことが可能である。